手相って何なん?|経験科学であり統計学

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「すごい、手相でそんなことまで分かるんですか!?」とか言われると、いつも「手相は統計学ですから」と答えてきましたが、↓の本を読むと「手相は経験科学」とありました。

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手相は経験科学であり、統計学でもある

「手相は当たるの?」とか「手相の根拠は?」とか思いますよね。「手相はまやかし」とか「占いに根拠はない」と言う人もいます。

『手相』は、数多くの実例と個々の事例観察から「この線・紋は、こうした意味・事象を示す」と体系・法則化された経験科学であり統計学です。

と言っても、今の科学の統計学とは全く別ものですが、数千年にも及ぶ膨大な経験科学が、手相の根拠となっています。

統計学と経験科学の違い

統計学と経験科学の違いが分からなくて、色々調べていたら、どっかのQ&Aサイトに「手相は統計学ですか?」という質問に分かりやすい答えがありました。

統計学です。それで、昔の学問は全て統計学なんです。と言っても、今の科学の統計とは別です。標準偏差も因子分析もクラスター解析もしません。現象の因果関係を組み上げていった、膨大な経験科学なんです。

歴史的淘汰って言いますよね。長い歴史の中でいろんな人間が使ってみて、よかったものだけが残るというものです。これが経験科学なんですね。一番確かなものです。芸術でも道具でも習慣でも宗教でも文化でも、全てのものが歴史的淘汰を受けています。人間に有用なものだけが残ってるんですよね。

で、手相というのはそれをさらに突き詰めて、こういう場合にはどう手相に現れるのか、ということを膨大な経験則から因果関係を見極めていったものなんです。そういう意味で、統計学と言えるでしょう。

なるほど!手相は、経験科学でもあり統計学でもあるってことですね。

「手相は膨大な経験則から、現象の因果関係を見極めていったもの」と言われると、とても分かりやすいです。数千年にも及ぶ膨大な経験科学が、手相の根拠となっているわけです。

私も、先人の知恵を活用しながら、自分なりに手相に現れる線や紋と現象との因果関係を鑑定(研究)しているので「科学者」ってことになりますね!>違うと思う(笑)

長い歴史の中、生き残ってきた手相

長い長い人間の歴史の中で、色々なものが発明されてきました。新しいモノやコト、流行が生まれ、多くが歴史の中に消えていきました。

習慣も道具も芸術も宗教も文化も科学も医療も、価値観も常識も流行も・・・全てのものが歴史的淘汰を受け、人に必要とされたもの、良かったもの、効果のあったものだけが残ってきました。

人間に有用なものだけが残っていく。これが経験科学です。手相も、歴史的淘汰を受けながらも生き残ってきたものです。

手相占いが、日本に入ってきたのはいつなのか?は不明ですが、江戸時代の手相の文献が残っているので、日本においても200年以上は歴史があると思います。

その長い時間をかけて、多くの先人達が「こういう場合には、どう手相に現れるのか」とか「この線があった人は、こういうことがあった」とか「この線の人は、○○な人が多い」とか「天下の将軍には、この相があった」とかとか。

手の平に刻まれた線や紋、各部の肉付きの具合や形象等を観察し、事象との因果関係を見極め、その意味づけを体系化・法則化したのが手相術になります。

決して、科学的エビデンスがあるわけではないけど、過去から積み上がった多くの経験値・経験則によって、手相術は出来上がってきました。

手相を観る人間によって、その結果が違う

手相鑑定書を作っていて、分からない線について調べ回っている時に、とあるブログの手相鑑定を見つけたんですよ。その鑑定内容を見て、私とは違うなーと思いました。引っかかるとこが全然違うんですよ。

ブログに掲載されている手相写真は、両手共に「離れ型」だったんですが、その方の鑑定結果には離れ型のことは一切触れていませんでした。先日、手相鑑定に来られた方も離れ型だったのですが、私とは違う人にメールで手相鑑定をしてもらったけど「離れ型」については全く触れられなかったと。

手相には「◯◯な線を持つ人は☆☆な人」的な法則はあっても、「1+1=2」というような万人に共通の正しい答えは無いので、基本的な線の見方に大差は無くても、どの線を重要視し、どう鑑定するかは手相を観る人によって違います。

同じ映画を見ても、印象に残るところ、感動するところが人によって違うように、同じ手相を観ても、観る人のバックボーン(年齢や経験、考え方など)によって気になる線も違えば、その結果をどう表現するかも違うので、鑑定結果は人により全く違うものになるってことですね。

手相も進化する

昔の書籍を見ていると、線や紋の名称が違います。常識も価値観も変わってきているので、昔は凶相でも、今は吉相と言えないこともない場合もあります。

この50年で日本人の体型が大きく変わったように、手相術も時代に合わせて、個々の意味・解釈が変遷しているし、いくべきと思います。

例えば、少し前まで結核は不治の病(治らない病気)だったのが、今は治る病気になっています。

手相にも死相と言われる相がありますが、現代の医療を当てはめれば、決して死相とはならないので、その意味は変わります。

結婚線の流年も、現在の平均初婚年齢を考えると変化させるべきものです。>2020年の平均初婚年齢は男性31.0歳、女性29.4歳

先人達の経験値・経験則が蓄積されて出来た手相術だからこそ、その意味も法則も変化していくべきものだと思っています。

まとめ

  1. 手相は、数多くの実例と個々の事例観察から「この線・紋は、こうした意味・事象を示す」と体系・法則化された経験科学であり統計学
  2. ただし、今の科学の統計学とは全く別もの
  3. 手相の根拠は、膨大な経験科学であり、現在も経験則は積み上がっている
  4. 時代の価値観や常識に合わせて、手相の法則も進化させてもの
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